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ブログ2023.01.01

新年あけましておめでとうございます

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新年あけましておめでとうございますのアイキャッチ画像

昨年末、下記のブログで締めくくりをしていたのですが、2022年は私たちにとっては不穏な年であったことを象徴するかのように、このブログを公開していたつもりが、出来ておりませんでした。
旧年中の出来事を新年に持ち越してしまった事を、お許し頂けましたら幸甚に存じます。

2023年は患者さんにとっても当院にとっても飛躍の年になりますように、更なる研鑽と精進をして参る所存でございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2022年の大晦日ですが、今年最も勉強させて頂いたお話をさせて頂きます。

2022年も本日が大晦日です。
今年は正風病院の堀部秀二副院長を中心に大学病院の教授やスタッフ、私の知人の中野脳神経外科の中野敦久院長と取り組んで、原因不明で歩行障害の学生スポーツ選手復活劇を成し遂げた話が感動的でした。その後、この学生患者さんは滋賀県のレスリング大会で1年以上のブランクを経てベスト4に進出し有終の美を飾られました。
また、この症例は大学病院でも研鑽され、今後、国際的な学会でも発表されるとても重要な症例として取り扱われている回復劇となりました。
詳細はまた年明けにブログをアップしますが、この奇跡の復活劇には多くの医師が携わり未来ある青年のために取り組んでくださいました。そして回復劇の中心となって下さったのは正風病院の堀部秀二副院長で「将来のある青年を何とかしてあげたい」「私が医師となったご奉公としての役目」「大学退官前の集大成として全力を注ぐ」と超ベテランの医師が創意工夫とこれまでの経験値で滋賀県の基幹病院では解決できなかった難題に取り組み、生活も困難であった青年を見事レスリング選手としてマットの上に立てるまでにして下さいました。

経験豊富な超ベテラン医師が活躍する正風病院のセカンドオピニオン外来への期待

堀部先生とはもう25年来のお付き合いをさせて頂いていますが、これまで当院の多くの日本を代表するトップアスリートを助けていただきました。またスポーツ選手に限らず、以前のブログでも紹介している当時86才にもなる伊勢神宮の宮司さん(現在、93才でも早朝参拝の為、5キロも歩かれているスーパーお爺さん)や老若男女を問わず内視鏡を使った手術で多くの当院の患者さんも救って頂いております。
■伊勢神宮の元宮司さんのお話はこちら
■元宮司さんと堀部医師と早朝参拝へ行った際のお話はこちら

自費診療のススメ

当院は自費診療体制を取っており、本当に色々な病院やクリニック・整骨院や整体院に回っても「解決しない」と悩みに悩まれた患者さんが、当院を「最後の砦」として来てくださっている方が非常に多いです。そのため“強者の患者さんが勢ぞろい”と言っても過言ではありません。この場合はどうしてもヒアリングの時間の確保と、より精密な検査が必要となってくるのですが、当院のシステムでも紹介させて頂いておりますが、「健康保険の適応」となるとどうしてもいろいろな制限が加わり、スムーズに行かないことが往々にしてあるのが現実です。
特に当院の場合は比較的膝関節や足の障害で来院される患者さんがおられるため「人工関節を回避したい」「幹細胞移植」や「PRP」を受けても結果が芳しくないなど、膝の悩みで切実な思いを訴える方が多くいらっしゃいます。そのため病院も健康保険の域を超えた診察が求められ、それに応じて下さったのが正風病院の堀部先生でした。
■正風病院のセカンドオピニオン外来のお話はこちら

記念すべくセカンドオピ人オン外来の第一号は当院の患者さん

堀部先生は大学で後進を指導する立場で教授をされ、それ以前は大阪の基幹病院で部長を歴任されてきた膝関節内視鏡手術の超エキスパートなのですが、医師としての集大成として膝関節で苦しむ患者さんの「力になるためには何が必要か?」との思いで、大学を退官されてから模索されていたのが今回の「セカンドオピニオン外来」でした。
そして、当院が打診してその第1号となったのが、以前に紹介した知床の強者患者さん(詳しくはこちら)だったのですが、この患者さんの結果を見てこれまで3人の悩ましい患者さんをセカンドオピニオン外来に紹介させて頂きました。

近医の医師がススメたのは人工関節と高額なPRP・幹細胞移植でしたが…

先日、3人目の患者さんを紹介させて頂いたのですが、この患者さんは1年ほど前は杖をつきながら脚を引きずるような状態で当院に来院されました。

近医では「この症状では人工関節」と言われていたそうなのですが、当院の施術で日常の歩行には全く問題が無くなり、最近では「TDL」で2日間も歩き回れるほど軽減されていました。ただ1か所だけ関節内の引っ掛かる感が否めず、これまた近医では高額なPRP・幹細胞を勧められていたそうでしたので、その話を聞き当院で紹介したのが正風病院のセカンドオピニオン外来でした。

正風病院でのセカンドオピニオンの結果が…

セカンドオピニオン外来で詳細な検査を受け、そこで出てきた堀部先生の診断結果はなんと「単なる膝関節内の骨が剥離して、それが関節内で悪さをしているだけ」とのこと!「内視鏡でその骨を取り出せば痛みも引っかかりも完全になくなる」とのお墨付きを頂きいました。堀部先生より「浮遊している骨を探さないといけないのでそれは“宝探し”の状態になるが、内視鏡の手術自体はとても簡単で退院も早い」とのご説明を受け、当院と患者さん、そして堀部先生との話し合いで手術をすることが決定しました。

今回のこの患者さんのケースもそうですが、整形外科医の診断として、たいそうな「人工関節置換」や高額な「幹細胞」「PRP」を勧められている場合でも「膝関節専門医」に受診すれば保存的療法での解決や例え手術となっても内視鏡で限られた部位だけの処置だけで済む方法も見いだされる場合もあります。整形外科の受診以上に専門医によるセカンドオピニオンが窮地を救う場合も少なくないと思います。
因みに「幹細胞」「PRP」は高額なうえに整形外科医では無い先生が対応されている場合が少なくなく、むしろ関節の専門医は推奨していないケースがほとんどですで、藁をもすがる思いで「一か八か」の高額医療を受ける前にセカンドオピニオンを受けられるほうが患者さんにとっては賢明だと思います。

当院ではヒザでお悩みの患者さんに対してはセカンドオピニオン外来を紹介させて頂く場合があります。
当院のスタッフもセカンドオピニオンに同行させて頂き対応させて頂いています。

最後に2022年も患者様や諸先生方には大変お世話になりました。
当院は来年、開設30年を迎えることになりました。
これからも「純粋に」「実直に」患者さんへの良い結果だけを求めて施術に取り組み精進してまいる所存です。
今後とも何卒、宜しくお願い致します。

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