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ブログ2022.12.23

知床ウトロの患者さんの結果で確信を持った自費診療の重要性

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知床ウトロの患者さんの結果で確信を持った自費診療の重要性のアイキャッチ画像

私は毎年、1~2度ほど北海道の知床(ウトロ)まで往診に行かせて頂いていますが、今回そこで長年ヒザの痛みで苦しんでおらるという患者さんに出会いました。その方は今まで北海道内はもちろん東京の大学病院や名だたる総合病院を受診されており患者としては強者でした。これまでの病院では「人工関節への置換手術」や「移植手術」などを勧められていたようで、実際この患者さんも「大掛かりな手術は免れない」と覚悟はされていたそうです。

私は1993年の開業時から自費診療を行ってまいりましたので、ヒアリングの時間と施術の時間を十分に確保する体制を取ってきており、特に初診時の聞き取りや、各徒手テスト等には毎回相当な時間を要しています。そして、この患者様にも今までの経緯や症状をしっかり聞き色々なテストを行ってみたのですが「果たして大規模な手術が本当に必要なのか?」と感じたのが正直な気持ちで、どうしてもその疑問が拭い切れずに頼ったのが膝関節の専門医でベスト・ドクターズに選ばれている大権威でした。

健康保険ではなくどうして自費療法なの?

通常、「病院に掛かる」=「健康保険適応」と思われる方が大多数だと思いますが、私はあえて健康保険を適応しない「自由診療」をこの患者さんの承諾を得て、膝の大権威に願い出ました。

私たちも健康保険の取り扱いが出来る「厚生労働省認定の資格」を有していますが、どうしても健康保険の適応基準の範囲で施術を行おうとすると「様々な制限」が出てきてしまいます。私たちは時間の余裕をもってしっかりと患者さんと向き合い、身体の動きなどをよく観察したうえで施術に取り組みたいという思いがありますので、あえて結果を出すために健康保険を使わず、学生スポーツ選手のケガ・障害以外は全て自費療法でこの約30年間施術に取り組んでまいりました。

ベテランの膝の専門医が進歩的に活動する正風病院

この知床の患者さんなのですが、先述している様に全国的にも名の知れた数々の病院を受診されている強者であるのと、北海道でも最もへき地と言える知床半島の突端近くのウトロからの受診となるため、診察と精密検査をまとめて行わなくてはならず、また正確な診断を下すにも診察時間を十分に確保する必要があると判断して、正風病院にセカンドオピニオンとして自費診療でこの患者さんを診て頂くこととなりました。

正風病院にセカンドオピニオンとして自費診療

正風病院では一日で行う人間ドックの様なシステムで詳細な検査を行い、診察時間も1時間確保されたうえで、理学療法士による在宅療法の指導も行っていただくなど、至れり尽くせりの診療を行ってくださいました。
そして、何よりもこの強者患者さんを感動させたのが、正風病院で膝のセカンドオピニオン外来を担当されている堀部秀二副院長の存在です。この患者さんはこれまでの病院と比べて「圧倒的に説明が分かり易い」「ひとつひとつの説明にとても納得できる」「これまでの病院では大手術を告げられていたのに、内視鏡手術で解決できそうだと言われた」と大変喜ばれていました。

この堀部医師は、これまで在阪人気球団のチームドクターなど有名スポーツチームの担当ドクターを歴任され、大学病院や基幹病院では責任ある立場で後進の指導にもあたられ、名だたる医師の中でも限られた医師に与えられる「ベストドクターズ」にも選ばれている膝の超エキスパートの先生で、後進の多くの名医を育ててこられた手腕も高評価の先生でもあります。

実際、堀部先生とのお付き合いも長い中で、これまで当院の患者さんでも膝を負傷された在京の人気球団のレギュラー選手や、大相撲の関取、またオリンピック選手でしかも他の病院で処置を受けても芳しくなかった方々を堀部先生に紹介させて頂き、全員が見事復帰されたという実績があります。

今回が正風病院にとって初めてとなった自費診療

今回の知床からの患者さんの件では特に時間が限られた中でという状況でありましたので、正確な診断を頂くためには保険診療では限界があると判断しました。
そして正風病院にとっては今回が「初めてのケース」でありましたが、自費診療で時間をしっかりとって検査と診察を行って下さったことによって原因を究明することが出来ました。

結論的にはこれまでの大規模手術ではなく、短期の入院で済む内視鏡手術で十分に対応できるとの事でしたので、正に私たちが抱えていた疑問について堀部先生が明快に診断して下さり、患者さんも私たちも大喜びでした。これは本当に素晴らしい診療体制がこれから開始されます。

正風病院とは…

少し正風病院の紹介をさせて頂きいます。
この病院へはこれまで何人もの患者さんを紹介させて頂いていますが、患者さんに対して誠心誠意の対応が見られる素晴らしい病院です。
例えば各種インフルエンザや感染症を予防するために玄関には専任のスタッフを在中させて、検温と消毒をしっかりと行い、身体状況を確認の上で入室していただくシステムを常態化させており、安心して受診(入院)することが出来ます。
更にスタッフの方々の対応にもとても思いやりがあり、当院の患者さんからのお声もよく聞きますが、実際、私たちも正風病院のコメディカル・スタッフと勤務時間以外で接していても、素朴で純粋な方ばかりで、何か懐かしい昔の良き時代の思いやりがある方々が集まって活動されているのだな!と感心させられます。

膝でセカンドオピ二オンを受けるなら

話しは戻りますが、今回の自費診療によるセカンドオピニオンのプログラムは大学病院や基幹病院であれば3日間は要する内容で、しかも名医の診察時間を1時間も確保しているシステムは大変メリットがあります。
人工関節やPRP、幹細胞移植や骨切り術をすすめられている方は、それらの手術を行う前にぜひ正風病院に相談されたほうが良いと思います。
もちろん、これまでの病院で言われた診断と変わらないケースも多分にあるかもしれませんが、一縷(いちる)の望みに掛けたい場合やセカンドオピニオンとして念押しの確認をしておきたい場合にはかなり納得していただけるのではないかと考えています。

このセカンドオピニオン外来への当院での取り組みですが、当院も自費診療で徹底したヒアリングと筋力テストや可動域検査などを行い、セカンドオピニオンが必要な場合は直接、担当医の先生に情報提供を行い、患者さんを紹介させて頂いてます。そして、できる限り当院のスタッフも診察に立ち会わせていただき、保存的療法やリハが必要な場合は担当医と協議を行い施術に掛からせて頂いています。

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