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ブログ2023.10.23

免疫・若返り治療学会に参加

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免疫・若返り治療学会に参加のアイキャッチ画像

10月22日に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開催された「免疫・若返り学会」に参加させて頂きました。私たちは普段からスポーツ障害・機能障害やケガ・負傷に取り組んでおり、免疫・若返りへの関心は全くなく、いわば「お門違いの学会」への参加でした。しかし、この学会で当院の患者さんの施術プログラムで生まれた副産物の症例が2例も紹介される事になっていたため参加させて頂きました。

当院では国内屈指の医療機器を備えていて幅広い障害に対してチャレンジしているのですが、7年前より障害の早期回復、結果が出ない障害へのアプローチとしてマクロファージを刺激する「MAF(マクロファージ活性因子)療法」を取り入れています。

このMAF(マクロファージ活性因子)療法とはウェイプロティンを用いて行う療法なのですが、施術方法や各種電療機器を巧みに組み合わせることでMAFがマクロファージを中心として免疫細胞を活発化させる副産物として障害が発生している部位への回復や再生をする事が私たちの実践で確認されています。

先ずは大相撲力士が日常生活もままならない程の大ケガで起きた奇跡は以前に紹介させて頂いた
こちら→「大阪場所は平幕同士による優勝決定戦!そして静かに幕を引く力士の姿が…」の内容です。

ミラクルおばあちゃん!

二人目は現在93歳の女性で86歳の時に脳出血で救急搬送。搬送された病院では今後どれだけ回復しても「車椅子」と「胃ろう」の覚悟も必至という大変厳しい状態で、さらに手術後に脳内感染による炎症も発生して絶体絶命の大ピンチに!(たまたま私たちも搬送された病院の近くにいましたので、医師からの説明を直接聞いています)
既に意識がはっきりしない状態を見た娘さん(当院患者)がMAFを活性化させるプロティンを持たれていたため、このおばあちゃんにプロティンを口に含ませていたところ、ほとんど意思の疎通が出来ない状態から意識が回復して「胃ろう」も回避して自力歩行も可能な状態でにまで回復する奇跡が生まれました。

腎盂炎で絶対的ピンチに

脳出血の大ピンチを脱して、今度は感染症による「腎盂炎」で再度、入院を余儀なくされてしまい、日々日々状態は悪化を辿り病院からも自宅に戻るのは難しいと告げられたそうです。
この様な悪化の一途で家族も「打つ術無し」の状態で不安感が増す中でまたまた娘さんがこのプロティンを口に含ませ続けた結果、これまた奇跡を遂げられ日常生活を自宅で過ごせるまでに回復されました。

生死をかけた大ケガにより手術

腎盂炎を克服してからしばらくして、今度は自宅で転倒され動くことが出来ないと往診の要請を受けて私たちが施術を行ったところ、股関節の大転子の骨折が疑われ、知人の股関節専門医に受け入れを要請して救急搬送されたのです。
これまでの既往歴(感染症・脳出血・年齢)を加味して手術による合併症による重篤な状態になる事が予想される中で手術を決断され無事回復されたのですが、通常は高齢者が大転子を骨折された場合は入院期間が明らかに長くなる傾向にあり、専門病院、リハビリ病院、療養病院などで結構長い入院になる事が定番といっても過言ではなく、特にこのおばあちゃんの場合は過去に絶体絶命のピンチを繰り返していましたのでその可能性は濃厚であると考えられていました。しかし、なんとこのおばあちゃんが退院されたのが3週間という短さで、医師からは2週間の時点で退院できるともお墨付きを頂く位の驚異的な回復だったそうです。
そこにはMAFを意識した娘さんのアプローチがあり、この娘さんがこれまでの驚異的な回復を目の当たりにしたことから、ケガの早期回復と抗生剤の多投で薬剤耐性を意識され手術前から徹底的にウェイプロティンを摂取させていたという現実があります。
この結果に基幹病院の部長で股関節専門医をされている私の友人は驚異的な回復力と驚愕していたことがとても印象的でした。

現在93才になっても驚異的なミラクルおばあちゃん!

これらの過去の経験を踏まえこのおばあちゃん日常的にMAFを意識したウェイプロティンを摂取されているのですが、同伴されている娘さんから7年摂取している間に100%白髪だったのが、70%黒髪になり
眉毛など他の部分の毛が100%黒くなっていることに気付かれMAFを研究されている再生療法の乾先生に画像を提供したところ、MAFが長寿細胞であるテロメアを23%も伸ばすことが発見された矢先の実証例としてこの度の学会で紹介されたのです。

MAFとテロメアの関係性

先ず、健康寿命の鍵であるテロメアとは…
私たちの身体は約37兆個もの細胞で構成され、絶えず細胞分裂することで新たな細胞を補充し人体を維持しています。しかし、遺伝子情報が格納された染色体の端の部分にあるテロメアは複製することが出来ないため分裂するたびに少しずつ短くなってしまいます。テロメアが減ってしまい細胞分裂が出来なくなる事を「ヘイフリックの限界」と呼び、これにより老化し健康や寿命に影響を及ぼすと言われています。
今回の学会の発表でもマフカプセルトリプルを1日2カプセルを半年間使用した治験を国内161人行なったところテロメアが平均23%伸びると言う世界初の驚異的な結果となったことが今年になって確認されたそうです。
これまでイタリア、ウクライナの治験で感染症、コロナに有効であることは実証されていましたが、日本国内の治験により若返りに関しても有効であることも実証されました。

若返りとケガの回復の関係

この「テロメアが伸びる」という驚異的な発見は「若返りに有効」であることは先述していますが、細胞の老化を防ぐという点では癌へのアプローチや免疫強化としても有効であり、ケガに関しても細胞の若返りで再生能力が向上して回復を早くさせる効果があると考えています。
実際に当院でもMAFを意識した施術を導入してからは骨・軟骨・筋肉・靱帯・神経の障害に対して格段に良い結果が出ていますので、私たちの分野でも近未来的な療法として確立されるのではないかと期待しています。
当院は再生未来クリニックとMAFを意識した療法の確立を共同で研究しております。

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