先日、相撲の好きな方なら絶対に誰でも知っているといっても過言ではない若手のホープがケアの為に来院されました。
既に横綱・大関を倒していることから実力的には相当なクラスの力士です。
ところが本人が思っていた以上に怪我の度合いは深刻。
そこで当院のネットワークの力が発揮することになりました。
① 先ずはこれまで在阪球団の選手を見てきた全国でも屈指の膝関節の名医に精密検査を依頼、手術も検討しなくてはならないほどの負傷であることが判明するも、保存的療法という電気や手技で患部を治すことで意見が一致。
② この診断をもとに技師装具士の名工に連絡を入れカスタマイズの装具(サポーター)の作成の依頼を行う。
③ そのうえで国際的にも活躍する再生医療の名医と当院がスポーツ障害に関する治験に協力していることで、直ぐに再生医療を開始する段取りを整える。
④ 治療を行いながら装具と再生医療で患部の回復を図り、改めて膝関節の名医の診断を仰ぎOKが出たところで体幹トレーニング・筋力トレーニング・障害克服トレーニングのエキスパートに依頼をして早期の協議復帰を目指します。
この様に当院では専門医をはじめとする各エキスパートと連携を取り、限りなく無限大のカスタマイズ療法に取り組んできました。
これまでもプロ野球選手や五輪選手は当然ですが、希望があれば一般の患者様でも分け隔てなく上記と同様のメニューを組むこともあります。
トータルヘルスケアの由来は院内で総合的な療法を行うことは当然なのですが、各エキスパートによって一人の患者様の復帰を助けることも意味しており、相当なレベルでの専門的な療法を受けることができます。
この関取の早期復帰こそ私たちの骨頂であり、今場所こそ休みますがその結果を見て頂ければと思います。
因みにこの関取の診断が判明してから①~④の体制が整うまでに1週間で完了するという凄技でしたが、手術の可能性も十分に残っており綱渡りの日々が続きます。