オリンピック日本代表の陸上選手と大相撲力士による異業種交流がありました。
実は、これまでにも当時阪神タイガースの亀山努とジャガー横田選手を中心とした吉本女子プロレスメンバーとの合同自主トレを実施したり、巨人の二岡智宏選手と日野高校レスリング部との自主トレ合宿、同じく日野高校レスリング部と柔道金メダリスト、鈴木佳治選手や新谷翠選手との合同練習など当院の患者様同士で積極的な交流は行ってきました。
今回は、陸上選手が膝の痛みを訴えているところに大相撲の力士がたまたま居合わせたケース。私はその陸上選手を診てすぐに膝の問題よりも股関節や骨盤の代償により生じている障害と判断し、全く膝の施術を行わずに股割りや腰割で股関節や骨盤を柔らかくするノウハウを豊富に持っている現役の力士にレクチャーをお願いして、即効の異業種交流間でのセルフケアの講習会が院内で行われたというわけです。
力士が持っているノウハウと当院のノウハウを和合させたメニューで陸上選手の膝の痛みが嘘のように軽減ししました。
その後は私の生体力学理論で再発を防止させるための身体の使い方を教えて一件落着。
大切なことは膝の痛みで膝だけを診ていても結果が出ない場合があるということです。それ以上に膝の痛みを訴えていても膝を診る必要がないケースも少なくはありません。
また、その見極めが出来るノウハウを持った術者の療法に巡り合うことで今まで結果が出なかったトラブルも比較的簡単に解決することがあることも認識して頂ければと思います。