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ブログ2025.04.23

手術した右肩の経過

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手術した右肩の経過のアイキャッチ画像

昨年5月に私は事故により右肩を負傷し千葉県の「柏たなか病院」で手術を受けましたが、その後一年が経過しましたので術後の状態を確認するため診察を受けてきました。
私を執刀してくださったのは1988年からお付き合いのある米田 稔先生です。元々は「大阪厚生年金病院」におられて、その後色々病院を経由されてから「柏たなか病院」へ行かれていたのですが、実は昨年の10月から大阪市北区扇町駅直ぐ近くにある「医誠会国際総合病院」に転勤し、大阪へ戻られていました。この10月の米田先生の勤務初日から肩の障害で悩まれている当院の患者さん10名ほどを紹介し、私と当院のスタッフが診察に立会いさせて頂き、各患者さんに対する大変貴重な意見と的確な治療方法と在宅ケアのアドバイスを頂きました。

内視鏡手術の第一人者なのに…

この米田先生は肩関節内視鏡手術の草創期からの第一人者で、多くのプロスポーツ選手や在阪球団の顧問ドクターとして大変多くの症例を診られ、相当数の手術実績がある名ドクターなのですが、近年は『手術は最終手段』をモットーに先ずは在宅療法を徹底的に指導され、米田先生自らが徒手による施術を行い、患者さんが抱えている症状がリハビリや施術によってどこまで軽減するのか?を確認されるほど、「リハビリ」「セルフケア」「施術」を重視されています。
ただ「リハビリ」「セルフケア」「施術」で結果が出にくい場合は「再生医療」と「手術」の選択肢になるのですが、自費診療という条件であっても希望された患者さんには「再生医療」という身体の中にある再生細胞を培養して負傷した患部に注入し回復に努めるという方法を用いられます。この「再生医療か手術」の選択肢になった大方の患者さんがこの再生医療を選択し症状が軽減されているので、「手術」をするケースが他の肩で有名な病院と比べても非常に少ないのが米田先生の特徴です。

当院の患者さんのケース

これまで当院からは延べ20名ほどの患者さんを紹介させて頂いていますが、投球障害で肩を痛められた患者さんと高齢で腱板が完全断裂しかかっていた患者さん(このお二人だけは手術になりました)以外は当院のMAF再生療法と施術、もしくは米田先生の再生医療のプログラムでかなりの結果が出ております。
特筆すべき点は再生医療を選択した患者さんで不満に感じておられる患者さんが「0」であるという事です。どうしてもMAF療法はMAFの摂取と皮下から患部へ浸透させる施術と、それに並行して行うリハトレも1~2週に1回必要で、結果を出すためには3か月から6か月ほどの時間を要するのですが、その点、患部に直接再生細胞を注入(注射)する再生医療は比較的早い段階で効果が実感できる傾向があります。

私の受診結果

先述しているように一昨日は私自身の診察も兼ねていましたので、米田先生から私の肩に関して詳細に説明を頂きました。昨年の10月に顕著であった関節内水腫は完全に消失していて順調に回復していたのですが、新たに「軟骨下嚢腫」という関節に荷重がかかり骨壊死の手前まで症状が進んでいる問題が発覚しました。手術して頂いた患部自体は痛みも無く動きも良く、感覚的には全く問題がなかったので、筋トレにてヘビーウエイトでベンチプレスをしていたことが原因で、手術で回復しきれていない患部を刺激してしまい軟骨下脳腫を発症してしまっていたのです。通常であれば痛みもない状態で病院に受診すると「経過は順調」だとの診断を受けると思うのですが、米田先生の眼力で直ぐに私が無理していたことがバレてしまいました。

そして新たなチャレンジ!

この結果をもって「再生医療を選択するのか?」それとも「トータルヘルスケアでリハトレに取り組むのか?」の選択肢になったのですが、米田先生と話をするうちに「新たな再生療法」にチャレンジすることになりました。これはMAF再生医療の乾先生にも相談しながら、米田先生のご教授のもと自身の肩関節に対して私の研究の為に行うメニューとなりますので、詳細を述べる事が出来ないことを何卒ご了承ください。

 乾先生(中央)と元横浜DeNAの藤田一也選手

最後に…

肩や膝の「手術を受けたのに症状が芳しくない」という患者さんが当院に来院されることもあるのですが、よくよく話を聞いてみると「本当に手術が???だったの?」など気の毒に感じる事も少なくありません。
「この症状で本当に手術が必要なのか?」と判断に悩んだ時に、肩関節においては米田稔先生、そして膝関節においては堀部秀二先生とその門下生でいらっしゃる内田良平先生など、研ぎ澄まされた眼力と腕をお持ちの名医を患者さんに紹介し、そして各先生方と情報共有をしながら患者さんにアプローチができるという環境である事に神恩感謝の思いであります。

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