先週末に「大阪肩関節鏡フォーラム」にコメディカルスタッフとして参加させていただきました。
今回このフォーラムへ参加することになったのは、かねてからこのブログで紹介させて頂いていていて、肩関節の障害で当院の患者さんがお世話になっている医誠会国際総合病院 整形外科顧問の米田 稔先生のお誘いをいただいたからです。
「大阪」と言いながら全国区のフォーラム
「大阪肩関節鏡フォーラム」との名称なので大阪や関西単位でのフォーラムかと思いきや、参加されている先生方は東京や東北など全国各地からお見えになられていました。このフォーラムの発起人が米田先生で、過去にも米田先生が肩関節鏡学会の会長を務めておられた時に「日本肩関節学会」や「日本関節鏡学会」のお誘いを受けて参加させて頂いた事がありますが、毎回内容が「斬新」というか「先進的」というか、医師や手術の分野だけにとらわれず、リハビリや施術方法など、医師以外の医療従事者もオープン参加してディスカッションできるという全人的医療を実践されていました。
ちなみに今回のテーマは『五十肩について』。医療の現場で「五十肩」と言われ始めて85年という長い歴史があるそうですが、未だに解明されていないことが多いようで「五十肩が起こる原因がわからないし、自然治癒する原因もわからない」と登壇されていた ある医師が仰られていたほどでした。ディスカッションで面白かったのが五十肩に対する「手術否定派VS肯定派」という内容のもので、医師や理学療法士の考える処置と、私たち治療家の考える施術方法の違いなどを改めて気づかされ、色々とても勉強になりました。
大阪厚生年金病院での思い出
思い起こせば米田先生が大阪厚生年金病院の部長をされていた頃にも、スポーツ医学科の症例検討会へオブザーバーとして参加させて頂いたこともありました。通常では医師が主体の学会やフォーラムであるにも関わらず今回も参加させて頂き、肩関節やそれ以外のスキルも向上させる素晴らしい機会を与えて頂きましたので、今回得たことをまた患者様の施術で活かしていこうと思います。