日程に追われ知らなかったのですが、レスリングの伊調選手が納得の国民栄誉賞!!
私も女子レスリングの指導者をさせて頂いていた時期がございましたので、本当に嬉しい限りです。
伊調選手を初めてお見かけしたのは、彼女が高校生で頭角を現していたころで、元世界チャンピョンで引退をしていた飯島晶子選手が一大会限りで復帰した際に試合をした時の印象です。
試合の結果は伊調選手の判定勝ちでしたが、飯島選手も30歳代での復帰試合で相当なブランクがある中での善戦でした。
この飯島選手も先述しておりますように、元世界チャンピョンでなかなか選手を褒めることがないのですが、伊調選手に限っては褒めていたのが印象的でした。
私からすると確か30代半ばに差し掛かっていた飯島選手の健闘が今から思っても感心させられていて、いつの間にか伊調選手もその年代に差し掛かろうとしています。
そう考えると伊調選手は本当に凄いのだと、ただただ思うばかりです。
あと、なんと言っても伊調選手は玄人好みのレスリングを展開していて、さらに「目立たぬように」「はしゃがぬ様に」のある、損得なしでレスリング道を探究し続けている素晴らしい選手です。
ただ、女子レスリングの場合は競技人口が少なすぎる欠点があり、その点では競技人口の多い400mリレーの銀メダリストや錦織圭選手の銅メダルでも十分に国民栄誉賞の価値のある戦いをされていたのではないかと思います。
伊調選手と前回の吉田選手を比較しても国民栄誉賞の選考基準はどうなっているかを確かめで見たいものです。