式年遷宮や遷御の儀で重責を果たされた伊勢神宮の元宮司様の導師で、この日曜日に久しぶりの内宮の早朝参拝をさせて頂きました。
実は私の母親方の実家が宇治山田駅のすぐ近くにあり、幼いころから伊勢市とはご縁がありましたが
意外にも伊勢神宮とのご縁は修学旅行で行ったくらいで全くと言っていいほど神道には興味がありませんでした。しかし、平素から大変お世話になっているスーパーコンサルタントの高田先生とのご縁で40歳前にして「早朝参拝」の静寂性と神秘体験に魅了され、何度も朝の5時に伊勢神宮内宮へ足を運んでおります。
今回は当院の患者様で上野貞文先生という伊勢神宮の元宮司様(上記の式年遷宮の重責をされた方)で、鹿島神宮の名誉宮司(現役)として御年93歳でありながら現在でもお勤めをされている崇高なる和の実践者の導師で伊勢神宮内の説明や歴史などを拝聴しながら参拝させて頂きました。
外資の有名メーカーでありながら心に刻まれている和の精神
また、この参拝には私の古くからの友人で最も信頼できる同志の一人である世界的なスポーツブランド(シューズメーカー)の役員の方も一緒に同行して下さいました。
この役員の人とはシューズメーカーに入社されて間がないころからの付き合いですが、何時しか常務という大変な役職に就かれました。こちらの会社の現在の社長ともご縁をさせて頂いておりますが、
この会社の設立時から拝見させて頂いていても、現在は引退されていますが設立時の社長は礼節を持った素晴らしい人格者で、アメリカ資本の会社でありながら「和の心」を大切にした運営で、社内が社長を敬い社員が家族のような…平成時代の設立でありながら良き昭和の時代の臭いが色濃く残っているとても素晴らしい会社でした。
この設立時の社長とも意気投合して話し込んでしまう間柄でしたが、私が大尊敬するこの社長の教育を受けられた当時の新人社員達の一人が、今回伊勢神宮へ一緒に行った役員の人です。そして現在の社長ともご縁させて頂いていますが、その現社長もこの中の一人になります。
この当時の新人社員達がいつの間にかこの設立当初の社長の遺志を受け継がれて三役となりCOVID-19の感染拡大での自粛や昨今の為替や物価高という苦境の時代にあっても、昨今の逆境というのか?大きな試練を乗り越えられ業績を伸ばされている素晴らしい企業なのです。
グローバル化戦略の折、アメリカンナイズされ効率の良い素晴らしい運営をされている中にも、設立時の社長から受けてきた「和の精神の血脈」「和のテイスト」が上手く相乗していることが、この世界経済が厳しい環境下でも業績を飛躍的に向上させている要因の一つだと思います。
そして、このメーカーの姿勢こそが人格者と言われているMPBの大谷選手や、NPBの3冠 村上選手の心に響いたのだと思います。
今回伊勢神宮は、そんな会社の気心知れた役員との参拝でした。
和をもって貴しの実践者
因みに私は、毎回このように気心知れた方をお誘いし参拝させて頂いているのですが、伊勢神宮内を案内して下さった元宮司様の上野先生は今までも一切の志を受け取られず、それどころかいつも私たちに赤福餅をご馳走して下さるなど、おもてなしの精神で接して下さいます。
今回も和の実践者で和の伝道者である上野先生のお姿を拝見させて頂き、グローバル化の中で失いつつある「日本人の素晴らしさ」「和の精神」を再認識し、何時しか澱んでしまっている心を参加者みんなが浄化させてもらいました。