先日、コロナの感染予防対策として各々が当日の抗原抗体検査とPCR検査を行い、撮影時以外はマスク着用の徹底と入室時の手指消毒を施した上でお会いした藤田一也選手と亀山努さんですが、私と3人そろって会うのも、亀山さんと藤田選手が直接会うのも今回が初めてでした。
お互いに第一線で活躍されているジェントルマン!球界の話には全く触れずに野球の技術論やメンタル面の話に花を咲かされていました。
タイガーズ時代の亀山努選手との尽きない思い出
亀山選手については以前にも紹介させて頂いていますが、比較的私と年齢が近い事もあり気心知れた間柄で、亀山さんが現役の時は治療の為に1泊3日でロスアンゼルスへ向かい、アメリカ屈指の足病専門医Drグレンオッカーの受診に同行したり、キャンプ地に訪問したり、大阪の放出にあった屋台のおでん屋で一緒に食事をしたりと語り尽くせない位のたくさんの思い出があり、引退されてからも少なくとも1年に一回は会う間柄です。
学生時代から評価している藤田一也選手
また、藤田選手は大学時代に当時、近畿大学野球部の榎本保監督の紹介で通院されてからの付き合いです。私は当時 藤田選手に生体力学理論的に厳しいアドバイスをしていましたので、恐らく藤田選手はその頃の時代の私にはとても怖いイメージがあったと思います。当時はまだ私も現役のレスリング選手でもありましたし、患者さんもプロレスラーが多かった時期でついつい藤田選手にも格闘家のノリで接していたためか、今でも私に対して緊張しながら会話されますので、当時の私は学生選手によほど厳しかったのだな…と反省しています。
そんな学生時代からの緊張があったためか、プロ野球に入られてからはこのベテランの域に入るまでの間は時々しか連絡が入ってくることがありませんでした。
しかし、ベテランの域に入ってからは長寿選手となる事を目標に身体のケアについての意識がさらに強くなり、インソールやスパイクの相談やケガの相談などもよく受けるようになっています。
彼はプロ野球の入団が決まってからも律儀にきちんと挨拶に来られ、学生時代から本当に品行方正で礼節を持っている素晴らしい選手でしたので「さすが榎本監督のイチ押しの選手だ」と当時からとても評価していました。
因みに今の私は年齢を積み重ねてしまい、学生選手に対しては「ずいぶん優しくなっている」とたまに来る昔の学生選手から逆に驚かれています。
品行方正で何者にも屈しない真の強さを持つ藤田一也選手
よくよく考えると藤田選手の時代の近大野球部の選手も結構通院されていましたが、結局最後は藤田選手だけとなり、思い起こせば二岡智宏選手の時代も二岡選手だけが通院を続けていましたので、やはりプロ野球選手になるだけの選手は何者にも屈しない不退転の思いがあるのだなと今になって感心しています。
プロ野球OBの亀山さんと現役の藤田選手!患者さん同士でプラスの発展を期待
以前にも紹介させて頂きましたが亀山選手と元女子プロレスラーのライオネス飛鳥選手・ジャガー横田選手らが異業種ながらも当院の患者さん同士の繋がりで未だに仲が良い関係ですので、今回も藤田選手と亀山さんがプロ野球の現役とOBの関係でプラスになる発展をしていってほしいと願っています。
藤田選手の人格が表れている学生時代の秘話はいずれ詳しく紹介させて頂きます。