兼ねてから藤田一也選手の人柄については、当院に通院されていた歴代のスポーツ選手の中でも「トップクラス」だとお伝えしてきました。当院にお越しになられているプロ(トップ)アスリートはとても礼儀正しく、通院している子供たちの模範(憧れ)になる様な選手ばかりなのですが、私がイチ押ししている藤田選手の配慮や振る舞いがどれだけ素晴らしいかを認識していただければ幸いです。
藤田選手のインソールに驚き
藤田選手には兼ねてからカスタマイズインソールを購入していただいていますが、意外にも私が開発した「すこぶるウォーカー」に使用している「すこぶるインソール」が一番マッチすると言うのです。
カスタマイズ仕様は6万円ほどの超高機能インソールなのですが、それに対して「すこぶるインソール」は8000円ほどで購入できる万人向けのインソールですので、「カスタマイズ仕様には到底及ばない」と開発者の私自身は思い込んでいました。
しかし、今回、私の定説に変化をもたらしたのが藤田選手の発言です。
実際、藤田選手の足に「すこぶるインソール」を装着してみると、カスタムメイド仕様くらいのマッチングで、しかも、すこぶるインソールの仕様の方が随分軽量化されているため、運動パフォーマンスが向上すると言うのです。
アメリカの足病専門医と足底板技師との世界最高水準の市販用インソールが…
そして、渡米を繰り返した結末が…
この「すこぶるインソール」は、カスタムメイドインソールを基に設計しております。
カスタムメイドインソール作成時は、石膏で足型を採取して、アメリカ足病専門医のグループが設立したインソール提携ラボに送るのですが、この「すこぶるインソール」は開発の際に2か月に1回ペースでロスアンゼルス・シアトルのラボまで足を運び、延べ3万人の当院で採取した患者様の足型の中から1000足分をピックアップして、日本人の足の特徴、足の歪み度合い、適切なコントロールの処方の平均値などを出し、約2年かけて完成させた経緯があります。
Drグレン・オッカーと言う足病医学界の世界的権威
もちろん、私一人での知識では絶対に完成するまでに至っておらず、足病医学界の世界的な権威であるDrグレン・オッカーや、アメリカ足病専門医の権威者Drマロー、全米屈指の足底板技師のマーク先生、そして私とアメリカ足病専門医とのパイプ役となってくださいました佐藤博信様の協力があって、驚異的な市販用インソールを完成させた経緯がありました。
そして、その平均値に完璧にマッチングする足の歪みが藤田選手だったのです。
スポーツ選手に限ればカスタムメイドインソールよりも劣っていたと思い込んでいた、すこぶるインソール!実は国内のカスタムインソールよりは機能的に素晴らしいことが実証された瞬間
私が安心したのは、カスタマイズ仕様のインソールでは一度作成すると耐久性がプロ野球選手の場合で悪くても1年で、平均すると3~5年は使用できる優れものなのですが、市販用インソールでも年に2足あれば十分にキャンプやシーズンを乗り越えるだけの耐久性があると言うのです。
プロ野球選手の実体験がその機能を証明
プロ野球選手は約半年間以上も試合をし、練習時間や試合時間が長い競技、オープン戦や自主トレ、キャンプを含めると実際のシーズンオフは1か月間ほどしかない長丁場での競技を行う中で、年間で2足だけで対応できるとは思ってもいませんでした。
これであればウォーキング愛好家位の使用頻度であれば5年も夢ではなく、趣味程度のスポーツであれば2~3年の耐久性があるのでは?と感心させられました。
この藤田選手から得られた情報は今後の私の足の研鑽に大いに役立ちます。
ありがとうございました。
(現役引退後、現在も交流があるライオネス飛鳥選手:左と亀山 努選手:右)
話しは藤田選手に戻りますが、当院に来られるスポーツ選手は私の製品開発の為に、惜しまず多大な協力をしてくれました。私が若いころの時代では、阪神タイガースの亀山 努選手も読売ジャイアンツの二岡知宏選手も、他にもたくさん協力してくれました。
もちろん藤田選手も同じで、自らの選手生命を少しでも伸ばすことと(現在40歳を超えても現役継続中)私たちの技術進歩やデータ分析にも協力してくれていることが大変な良い影響を与えてくれています。
むしろ、私もベテランの域に入り、時間的な制約があったり昔ほどの持久力も無くなって、適宜飛び歩くことが出来なくなり、プロ(トップ)アスリートの対応もめっきり減少してきている中で、この様な大変貴重な情報を今回藤田選手から頂き神恩感謝の気持でいっぱいです。
画像は本日、藤田選手から頂きました試合用の実戦で使っているバットです。
今月、26日にもう一度、藤田選手が来られますので続報をお伝えさせて頂きます。