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ブログ2020.07.08

日曜日に高校野球チームで施術と投球指導

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日曜日に高校野球チームで施術と投球指導のアイキャッチ画像

恩師の高校野球部に訪問

日曜日に滋賀県のとある高校の野球部に行ってまいりました。
この高校では私が中学時代にお世話になった先生が野球部の監督をされています。何の変哲もない普通の公立高校なのですが、この先生はそれぞれの選手の眠っている実力(潜在能力)を発掘し、そして弱小チームの実力を底上げするという、本当に魅力ある監督です。(もし、県ベスト8クラスのチームを受け持っていたら、甲子園の常連校に導く能力がある先生だと思います)
私は全日本大学チームの監督ともお付き合いがあり、その関係でこれまで何度か強豪の高校・大学野球部の練習や試合を見させて頂いてきましたが、本当にこの私の恩師の指導力は抜群です。

また、この先生は野村監督をほうふつさせる様な采配も魅力なのですが、ノックが大変上手な先生でもありました。滋賀県の強豪校のOM高校TG監督などと比較しても大変華麗なノックをされます。

投球障害?首の障害?

久しぶりにこのチームを訪問すると「エースが肩関節の痛みで投球ができない」との相談を受け、早速、即興のトレーナータイムとなりました。
この投手は確かに肩関節の痛みを訴えているのですが、私の中で引っ掛かったのが「首のアライメント」でした。実際に肩関節の可動域テストを行ってもインピンジメントという引っ掛かりや炎症も確認されたのですが…
私の判断は首の姿勢と投球フォームからの障害と考え、基礎的なストレッチング、首への筋膜リリースと抜本的な投球フォーム改造のアドバイスを行い、そして開始から30分もしないうちに肩の痛みは全くなくなりました。(肩は診ていません)
これまで家の近くの整骨院で肩の針とお灸の施術を受けていて全く快方に向かわなかったそうですが…

ストレッチと投球指導だけで回復

投球時の痛みがなくなったところで、ちょうどこの日は練習試合!監督に2回限定で緊急登板をお願いしました。そしてその選手が投球練習に入ると自軍の選手から驚きの声が…
肩を痛めて休んでいた選手が投げていることに驚いたのではなく、球速が速くなり球の伸びが出ていることにチームメイトが驚いたようで、2回限定の登板が3回まで延長され、痛みもなく降板したのです。

米田稔医師という肩の権威からの教授

私は肩関節の大権威の米田稔医師から投球障害について「投球障害は偶発的なケガが少なく、使い過ぎ症候群が大半を占めている!」あと「首と肩の関係」など興味深い話を伺ったことがあります。その米田先生のご教授を念頭に、プロ野球選手や高校球児の投球を観察していると、選手自体の使い過ぎにプラスして、動きの癖や習慣でケガを起こしてしまっていることに気づかされました。

アメリカのバイオメカニクス理論

それからバイオメカニクス(生体力学理論)をアメリカまで学びに行き、動作習慣で発生する障害を見破る眼力を養い、今では運動姿勢や動作でどの様なケガで悩まれているかをほとんど予測できるまでになっています。
そのそも、正しい運動力学で身体を使えていない選手が常習的な故障を起こしてしまい成長を阻害するのですが、正しい運動力学で身体を使うことができれば、ケガを克服するレベルではなく今までの限界を超えたパフォーマンスを得ることも可能です。

話しは戻りますが、この高校の監督は私の中学時代の大恩師で、今回このような形で恩返しできたことが何よりもの喜びです。
そして、この監督は素朴で地味な良い先生なのですが、実は名(迷)監督でもあり…またこのことは近々またブログで紹介させていただきます。

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